最近になって『断捨離』という言葉が違う意味で流行しているようだ
近頃、ネットのあちこちで『断捨離』とい言葉が使えないようだとか、弁護士から連絡が来たとか、そんな事を書いてあるのをよく見かける。
まぁ、最初に言葉を創作して商標登録までしたんなら、そんな行動に出るのは普通の事だろう。
お金儲けがしたくて、みんなに認めてもらいたくて、馴染みやすい言葉を作り出して、そうしてその人の仕事が回ってるんだから。
むしろ今までよく放っておいたと思う。
色々な意見を見てみると、使っちゃだめなら仕方ないねっていう人もいれば、これは言葉狩りだと言う人もいるが、どんなものでも作り出した本人が商標登録までして、それで他人が使っちゃだめだっていうなら、もう僕ら他人は使えない。
ましてやその言葉で赤の他人が結構な利益を得たりしていたら、言葉の創作者はイラっとするだろうね。
断捨離系のブログはたくさんあるけど
現時点で断捨離系のブログはたくさんあるんだろうけど、そのうち何件かは実際に弁護士から連絡が来たような記述もあるみたいで、そんな話しがTwitterなんかで拡散されて、もう断捨離という言葉は使わないとか、記事を消したとか、別の言葉に書き換えたとか、そんな内容も見られます。
ブログみたいに消したり書き換えたり出来る分はそれでいいでしょうが、ブログの人気が高じてうっかり出版なんかしちゃった人なんかはどうなるんだろう?
ただのブログだったら、『いやぁ~全然儲けなんかないっすわぁ』って言ってりゃいいんだろうけど、出版物があると、その分の印税は入っているわけだから言い逃れはできないよね?
片づけ系・ミニマリスト系のブログって人気のあるものがいっぱいあるし、本屋に行けばブログが書籍化されたものがかなり置いてある。
さぁ、言葉の考案者とは縁もゆかりもなく、便乗して書いたブログが人気になって出版までした人たちって、これからどうなるのかな?
ひとりひとり、ゆっくりと捉えられていくのかな?
たとえば『筆子ジャーナル』さんなんて、すごい人気ブログだし、書籍も2冊も出版されてます。
さぞや儲けてらっしゃるのでしょう。
もしかして言葉の考案者の本よりも売れてたりして。
断捨離を『断捨離』しよう
というわけで、最近になって急にネガティブなイメージがついてきたこの言葉、そろそろみんな使うのをやめましょう。
商標登録されたら、もう誰も勝てません。
あのappleだって中国が『iWatch』を商標登録して譲らなかったばっかりに、『Apple Watch』の名で発売せざるを得なかったんだから。
『この言葉は私のものよ、ほかの誰にも使わせないんだからっ!』って言われれば、”はいそうですかすみません”って引き下がるしかないのです。
いろいろミソの付き始めたこの言葉に、『ときめき』を感じますか? 『スパークジョイ』しますか?
感じなければ、捨てちゃいましょう。
そしてもう、忘れちゃいましょう。
本人だけ使ってりゃいいんですよ。
違う言葉を考えよう
流行る言葉なんて不思議なもので、聞き始めは違和感のあるような言葉でもみんなが言い出すと、不思議と慣れてくるもの。
外国の言葉と違って日本語ってこういった部分は変幻自在の性質を持っているので、きっとすぐに違う言葉が生まれてくるんじゃないでしょうか?
日本人は短縮言葉が好きだから、大体3音~4音、4文字くらいの、本来の言葉を短縮したんだろうなって感じの言葉で。
婚活、就活、終活、イケメン、イクメン、リストラ、口コミ、マザコン、合コン、コンビニ、エアコン・・・。
なんかカタカナが多くなったが、こんな感じの音と文字数でそれっぽく意味ありげな漢字と合わされば、使えなくなった言葉の代わりにスッと入って来るんじゃないだろうか?
『払塵除垢』もしくは『遠塵離垢』あたりの文字を使ったら、それっぽくなるんじゃないかなって思ったけど、どうだろう?
『遠塵離垢(おんじんりく)』あたりを、『オジリク』くらいに縮めたら、なんかソレっぽくない?
どう? 『遠塵離垢(おじりく)』
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