大昔のPC『コモドール64』のミニPC【THEC64 mini】を購入してみた

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最近はゲームもPCもミニチュアが流行り?

任天堂が『ファミコンミニ』と『スーパーファミコンミニ』を発売してからというもの、後を追うように『プレイステーションクラシック』が発売され、『NEOGEO mini』が発売され、さらにはもうすぐ『メガドライブミニ』も発売されちゃうし、来年には『PCエンジンミニ』も発売されてしまう。

今、世の中は空前のミニブームなんでしょうか?

そこに来て、NECがPC8001の発売から40周年とかなんとかで、『PC8001ミニ』まで発表してしまう始末。

ミニのブームはPC界も動かしてきました。

なんとPC8001ミニは普通に購入できない

実用度はさておき、そういうものは欲しくなっちゃうじゃないですか。

それで、その『PC8001ミニ』はいつ発売なのか、どうやって購入できるのかを調べてみれば、なんと20万以上もするノートPCを購入した人だけがもらえるとか、応募して抽選でどうのこうのとか、なんとも心の狭い経営手腕!!

ただでさえ経営難で『NECホームエレクトロニクス』も畳んでしまった御家事情にて、過去に自分とこで作ったにも関わらず、今度発売される『PCエンジンミニ』にいっちょかみすら出来ない立場にて、微笑ましい話題が出てきたと思ったらなんとも懐の狭いことよ!!

せっかく作ったんなら、出したんなら売ろうよ!!

なんでわざわざIdeaPadもどきみたいなPC買わなきゃ手に入らないのよ。

※最近、ThinkPadを中古1台と新品2台も衝動買いして金欠です。

 

ということで、幼少期の憧れの詰まった『NEC』のPCにミニチュアは諦めて、違うオモチャを探すことにしたのです。

コモドール64

Commodore64とは、1982年からアメリカで販売された家庭用コンピューター。

1993年頃まで生産され、販売台数は1250万台から1700万台だとかで、単一のコンピューターとしての販売台数は世界一だとか。

12年間も製造され続けたPCって、他に聞いたことがないですね。

それにしても古めかしいデザインですな。

写真はWikipediaから拝借しています

この年代のPCと言えば

90年代初頭にみんなが使ってたPCっていったら、やっぱり『NEC製』ですよね?

『PC8001ミニ』の元となる、『元祖PC8001』の発売年は1979年。

後継機のPC8001mkⅡが発売されたのが1983年。

さらに後継機のPC8001mkⅡSRが発売されたのが1985年。

PC8001の上位機種であるPC8801が発売されたのが1981年。

後継機のPC8801mkⅡが発売されたのが1983年。

さらに、PC8801mkⅡSRが発売されたのが1985年である。

表にするとこんな感じでしょうか?

1979年 PC8001
1981年 PC8801
1983年 PC8001mkⅡ PC8801mkⅡ
1985年 PC8001mkⅡSR PC8801mkⅡSR

この他にもPC9800シリーズが似たり寄ったりの年代で発売されていますが、この時期、正直言ってPC8801mkⅡSR以降かPC9801VM以降くらいを所有していれば、パソコン少年の人生は超勝ち組だったわけです。

ちなみにファミコンが発売されたのが、1983年です。

スーパーファミコンは1990年。

そんなこんなを踏まえ、開封レビュー

まずは化粧箱から。

いかにも外国製といった感じの化粧箱です。

写真で表現されているコンピューター本体とコントローラーのバランスがスゴイ。

化粧箱から取り出すと、さらに箱が。

今度は若干の高級感があります。

箱のフタを開けると・・・。

本体とコントローラーのお出ましです。

最近はこういったオモチャ? でも、パッケージングがスゴイな。

箱から取り出してみました。

実際には本体とコントローラーのほかに、電源用のUSBケーブルと、HDMIケーブルが入っていました。

しかし、本体とコントローラーのバランスがすごい。

すでにこのコントローラーでゲームとか上手く操作できる気がしない。

本体右側面には、USBポートが2つと電源ボタンがあります。

このUSBポート、若干緩いです。

本体後ろ。

電源用のmicroUSBポートと、HDMIの出力があります。

ここら辺の作りは任天堂やらのminiシリーズやレトロフリークなんかと同様の作りです。

テレビに繋いで電源を入れると、ユルーい音楽と共に、使用する言語の選択を促されます。

当然ながら日本語は”なし”です。

 

この時点で、『このコントローラーないわぁ』と本気で思ったので、部屋にあるいくつかのコントローラーを試してみましたが、PS3のコントローラーが唯一なんとか動く程度。

しかも、十字ボタンもしくはスティックとR2、それとスタートボタンくらいしか反応しません。

自由にコントローラーが選べないのは、かなり厳しいです。

一応、キーボードも繋ぐことができます。

当然日本語キーボードじゃ不便なので、US配列のキーボードが欲しいところ。

テレビの表示方法も選べます。

こういったところは細かいのに、どうしてコントローラーは選べないのだろう?

こんな感じでゲームを選びます。

収録されているゲーム数はなんと64個!

『コモドール64』だから64個なんでしょうね。

ここらへんの操作は、任天堂のミニと同じ感覚です。

しかし、知らないゲームばかりです。

このコモドール64ミニ、なんと標準でベーシックでプログラムが組めるのです。

世界のどこかでは、これを機に誰かが新規ゲームを開発したりするんでしょうか?

まとめ

ちょっとしたミニブームなのと、PC8001ミニが簡単に手に入らないことから、なんとなく対抗して買ってみたこの『THEC64』ですが、僕が使いこなすには結構ハードルが高い商品です。

まずもってコントローラーが不便。

知らないゲーム自体はそれでいいが、コントローラーが使いやすくないと、ゲームの難易度は天井知らずです。

このコンピューターを知っている方、使用していた方なら、かなり懐かしい商品かもしれません。

しかしながら僕はこのコンピューターを見たことも触ったこともなかったので、思い出補完ゼロ。

イマイチ感情移入できない商品となりました。

 

ラズベリーパイのような極小基盤が世に出回って、こういった昔の製品をエミュレーションしたミニチュア商品が色々と出てきてるけど、『まったく知らない過去』には手を出すもんじゃないなと思いました。

世界中では歓迎されたかもしれないこの商品、僕にとってはコレクターアイテムにしかならないようです。

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結論!!

誰か『PC8001ミニ』くれ!!!

 

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このブログを作った人
川崎ヒデユキ

九州の田舎に住んでいます。
ガジェットとかゲームとかアニメとか楽器とか、とにかく買い物が好きです。

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