最近はゲームもPCもミニチュアが流行り?
任天堂が『ファミコンミニ』と『スーパーファミコンミニ』を発売してからというもの、後を追うように『プレイステーションクラシック』が発売され、『NEOGEO mini』が発売され、さらにはもうすぐ『メガドライブミニ』も発売されちゃうし、来年には『PCエンジンミニ』も発売されてしまう。
今、世の中は空前のミニブームなんでしょうか?
そこに来て、NECがPC8001の発売から40周年とかなんとかで、『PC8001ミニ』まで発表してしまう始末。
ミニのブームはPC界も動かしてきました。
なんとPC8001ミニは普通に購入できない
実用度はさておき、そういうものは欲しくなっちゃうじゃないですか。
それで、その『PC8001ミニ』はいつ発売なのか、どうやって購入できるのかを調べてみれば、なんと20万以上もするノートPCを購入した人だけがもらえるとか、応募して抽選でどうのこうのとか、なんとも心の狭い経営手腕!!
ただでさえ経営難で『NECホームエレクトロニクス』も畳んでしまった御家事情にて、過去に自分とこで作ったにも関わらず、今度発売される『PCエンジンミニ』にいっちょかみすら出来ない立場にて、微笑ましい話題が出てきたと思ったらなんとも懐の狭いことよ!!
せっかく作ったんなら、出したんなら売ろうよ!!
なんでわざわざIdeaPadもどきみたいなPC買わなきゃ手に入らないのよ。
※最近、ThinkPadを中古1台と新品2台も衝動買いして金欠です。
ということで、幼少期の憧れの詰まった『NEC』のPCにミニチュアは諦めて、違うオモチャを探すことにしたのです。
コモドール64
Commodore64とは、1982年からアメリカで販売された家庭用コンピューター。
1993年頃まで生産され、販売台数は1250万台から1700万台だとかで、単一のコンピューターとしての販売台数は世界一だとか。
12年間も製造され続けたPCって、他に聞いたことがないですね。
それにしても古めかしいデザインですな。
写真はWikipediaから拝借しています
この年代のPCと言えば
90年代初頭にみんなが使ってたPCっていったら、やっぱり『NEC製』ですよね?
『PC8001ミニ』の元となる、『元祖PC8001』の発売年は1979年。
後継機のPC8001mkⅡが発売されたのが1983年。
さらに後継機のPC8001mkⅡSRが発売されたのが1985年。
PC8001の上位機種であるPC8801が発売されたのが1981年。
後継機のPC8801mkⅡが発売されたのが1983年。
さらに、PC8801mkⅡSRが発売されたのが1985年である。
表にするとこんな感じでしょうか?
1979年 | PC8001 | |
1981年 | PC8801 | |
1983年 | PC8001mkⅡ | PC8801mkⅡ |
1985年 | PC8001mkⅡSR | PC8801mkⅡSR |
この他にもPC9800シリーズが似たり寄ったりの年代で発売されていますが、この時期、正直言ってPC8801mkⅡSR以降かPC9801VM以降くらいを所有していれば、パソコン少年の人生は超勝ち組だったわけです。
ちなみにファミコンが発売されたのが、1983年です。
スーパーファミコンは1990年。
そんなこんなを踏まえ、開封レビュー
まずは化粧箱から。
いかにも外国製といった感じの化粧箱です。
写真で表現されているコンピューター本体とコントローラーのバランスがスゴイ。
化粧箱から取り出すと、さらに箱が。
今度は若干の高級感があります。
箱のフタを開けると・・・。
本体とコントローラーのお出ましです。
最近はこういったオモチャ? でも、パッケージングがスゴイな。
箱から取り出してみました。
実際には本体とコントローラーのほかに、電源用のUSBケーブルと、HDMIケーブルが入っていました。
しかし、本体とコントローラーのバランスがすごい。
すでにこのコントローラーでゲームとか上手く操作できる気がしない。
本体右側面には、USBポートが2つと電源ボタンがあります。
このUSBポート、若干緩いです。
本体後ろ。
電源用のmicroUSBポートと、HDMIの出力があります。
ここら辺の作りは任天堂やらのminiシリーズやレトロフリークなんかと同様の作りです。
テレビに繋いで電源を入れると、ユルーい音楽と共に、使用する言語の選択を促されます。
当然ながら日本語は”なし”です。
この時点で、『このコントローラーないわぁ』と本気で思ったので、部屋にあるいくつかのコントローラーを試してみましたが、PS3のコントローラーが唯一なんとか動く程度。
しかも、十字ボタンもしくはスティックとR2、それとスタートボタンくらいしか反応しません。
自由にコントローラーが選べないのは、かなり厳しいです。
一応、キーボードも繋ぐことができます。
当然日本語キーボードじゃ不便なので、US配列のキーボードが欲しいところ。
テレビの表示方法も選べます。
こういったところは細かいのに、どうしてコントローラーは選べないのだろう?
こんな感じでゲームを選びます。
収録されているゲーム数はなんと64個!
『コモドール64』だから64個なんでしょうね。
ここらへんの操作は、任天堂のミニと同じ感覚です。
しかし、知らないゲームばかりです。
このコモドール64ミニ、なんと標準でベーシックでプログラムが組めるのです。
世界のどこかでは、これを機に誰かが新規ゲームを開発したりするんでしょうか?
まとめ
ちょっとしたミニブームなのと、PC8001ミニが簡単に手に入らないことから、なんとなく対抗して買ってみたこの『THEC64』ですが、僕が使いこなすには結構ハードルが高い商品です。
まずもってコントローラーが不便。
知らないゲーム自体はそれでいいが、コントローラーが使いやすくないと、ゲームの難易度は天井知らずです。
このコンピューターを知っている方、使用していた方なら、かなり懐かしい商品かもしれません。
しかしながら僕はこのコンピューターを見たことも触ったこともなかったので、思い出補完ゼロ。
イマイチ感情移入できない商品となりました。
ラズベリーパイのような極小基盤が世に出回って、こういった昔の製品をエミュレーションしたミニチュア商品が色々と出てきてるけど、『まったく知らない過去』には手を出すもんじゃないなと思いました。
世界中では歓迎されたかもしれないこの商品、僕にとってはコレクターアイテムにしかならないようです。
結論!!
誰か『PC8001ミニ』くれ!!!
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